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戸別収集見直し宣言 釜石市、岩手でごみ排出量最多

戸別収集見直し宣言 釜石市、岩手でごみ排出量最多
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070609-00000004-khk-l03
河北新報


 中心部の3分の2の世帯で家庭ごみの戸別収集を続けてきた岩手県釜石市が、見直しに動きだした。収集経費削減と、一人当たりが岩手県内で最多のごみ排出量を減らすのが狙い。市は「こまめに集めるからどんどん捨てる」という悪循環が元凶とみて、見直し姿勢をアピールしているが、長年の慣習だけに市民の反発は強く、早くも難航気味だ。

 人口約4万3000の釜石市のごみ収集場所は約2800カ所。ほぼ同規模の隣の大船渡市と比べると4倍に上る。釜石港や甲子川沿いの中心部21地区に限ると、約1700カ所のうち64%の約1100カ所が1軒だけの利用で、事実上の戸別収集状態が続いている。

 収集車の保有台数は22台、収集コストは年間1億5000万円で、ともに大船渡市の3倍近い数字だ。

 経費だけの問題ではない。釜石市の1日一人当たりのごみ排出量は、2005年度で1289グラムと、県平均972グラムの1.3倍。新日鉄釜石製鉄所の高炉停止以来、人口減少が続く中でも、ここ数年は県内一を記録している。

 「財政難の折、このまま高コストの収集は続けられない」と市環境生活課。「ごみを気軽に出せる環境が排出量を増やすことにつながってしまった」と分析する。

 市は「戸別収集見直しが排出量抑制の鍵を握る」と、3月策定のごみ減量化行動計画で、初めて収集所削減の数値目標を掲げた。対象地区は挙げていないが、08年度までに100カ所で戸別回収をやめると宣言した。

 難題は市民の理解だ。市はまとまった世帯ごとの集積所設置を要請したことはあるが、「集積所まで歩くのが面倒」といった不満が寄せられ、実現できなかった。4月以降に開いている町内会ごとの説明会でも賛同の声は少ないといい、中心部の町内会長(66)は「道路が狭く、ごみをまとめて出す集積所は設置が難しい」と難色を示す。

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